結婚披露宴での楽しみの一つに「料理」がある。結婚式の料理を、俗に。婚礼料理というが、決まったメニューがあるわけではない。フレンチ(フランス料理)、イタリアン(イタリア料理)の人気が高く、和洋折衷・も需要が多い。フランス料理では、調理師たちのチーフ(長)を「シェフ」という。このシェフの大切な役目に、料理(メニュー)を決めるという仕事がある。人の人生の思い出になる記念すべき日の料理を選ぶのだから責任重大だ。シェフを料理長とすると、副料理長が「スーシェフ」、ソース担当が「ソーシエ」、オードブル担当が「ガルドマンジェ」、菓子職人が「パティシエ」という呼び名で専門分野別に働いている。これが日本料理であれば、シェフにあたる「料理長」とともに、刺身をひいたり料理の仕上げをする「立板」、煮物を担当する「煮方」、魚料理の担当で立板の手助けをする「向板」などの料理人が、やはり力を合わせて働くことになる。調理師になるのは、料理の専門学校を卒業し、調理師免許を取得した人。ただ、最近出店攻勢を続けるハウスウエディング施設以外では採用需要が少なく、そのために正社員ではなくアルバイト待遇で入社する人が多くなっている。