感力を磨く方法として私が提案したいのは、NLPでいう「カリブレーション」を活用することです。NLPというのは心理学と言語学を組み合わせた理論であり、実践的な心理療法、またはカウンセリング手法の一つです。なにやら難しく思われるかもしれませんが、ここでNLPを理解してもらう必要はありません。実はカリブレーションと呼ばれることは、本来日常的に私たちが行っていることなのです。簡単にいうと、相手がどんな状態にいるのかを見分けることです。
日本創造教育研究所
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ただそれを、いかに効果的に行うか、そして正確に相手の情報を得るかが重要になります。知的情報に偏った日常というのは、言葉に依存したコミュニケーションから生まれている面があります。論理は言葉で組み立てていくものですから、それが当然ではあります。しかし言葉だけで情報発信している人は皆無です。我々は言葉に表すことができない情報を、他の手段で発信しています。そこに意識を向けていくことで、今まで見過ごしていた情報をキャッチすることができるようになります。ところで、異性に交際を申し込んでふられた経験はありますか。申し込まれた経験のほうが浮かびやすい幸せな人は、そのシーンでもかまいません。相手にお願いする、あるいはお願いされたときのことを思い出してください。「つきあってください」と頼んで返事をもらう前に、どのくらい答えが予期できたでしょうか。または相手に「イエス」や「ノー」の返事をした際、次に相手が何か言う前にどのくらい気持ちを察せられたでしょうか。何割かの人は言葉を通してやり取りするよりも早く、かなり正確な情報をつかんでいるはずです。