アメリカで研究される以前には、こうした患者は、ヒステリーとされるほか、しばしば「精神病質」とか「異常人格」とされていました。これらはいかにも切って捨てるような、人情味のない言い方に聞こえます。しかし私は、自分の乏しい経験から言える範囲では、人格の病気(異常)というものは、そう簡単に他人が「治せる」ようなものではないのではないかと思います。「三つ子の魂百まで」というのは、やはり人間の本質を言い当てて
人間の本質... の続きを読む
私が医者になった頃はまだ末期医療という概念が普及していなかった。病気に効くとされるあらゆる治療手段を使い果たし、医者も家族もやれることだけはやった、と勝手に思い込んでいた時代であった。死んでゆく患者は生き残る者たちの自己満足のために最期まで苦しんだり、本人にとっては何の意味もない延命治療を強いられていた。これはおかしい、と多くの医者たちが気づいていたが、誰も猫の首に鈴を付ける勇気はなかった。このあ
どのようなタイプの医者を選ぶは患者の持つ自由... の続きを読む
就職して、当初思っていた「やりたい仕事」そのものに必ずしもつけなくとも、別の良い仕事に出会う可能性もあるが、職が自分に適合する確率を高めるという趣旨から考えると、自分の配属について、どの程度確かな感触が得られるかが考慮要素になる。業界の一番手会社で望まない仕事をするよりは、やりたい仕事が確実にできるなら三、四番手の会社のほうがいい、という場合が多いだろう。私が最初に就職した総合商社では、入社式の後
職が自分に適合する確率を高める... の続きを読む
そのときは頭が真っ白で言葉さえ聞こえなかったということもあるでしょうが、ビデオに録画して後でふりかえることができたら、きっと言葉より先に表れる表情から多くの情報をつかめるでしょう。あるいは相手の話を聞きながら、言葉とは裏腹な相手の思いを推察したことはないでしょうか。プロポーズに首をタテにふっているけど、なんだか同意してもらっている感じがしない……といったように。このように、ふつう我々は言語を介さな
感力を磨くには相手に好奇心を持って接することが必要... の続きを読む
感力を磨く方法として私が提案したいのは、NLPでいう「カリブレーション」を活用することです。NLPというのは心理学と言語学を組み合わせた理論であり、実践的な心理療法、またはカウンセリング手法の一つです。なにやら難しく思われるかもしれませんが、ここでNLPを理解してもらう必要はありません。実はカリブレーションと呼ばれることは、本来日常的に私たちが行っていることなのです。簡単にいうと、相手がどんな状態
言葉以外の相手からの情報を受け取る... の続きを読む