勉強がなぜ楽なのか。答を見てからやればよいからです。これが勉強の極意です。私はこの勉強法を「楽勉」と呼んでいます。でも、この言葉を聞いて、「君の言うとおりなら世の中にできない奴なんていないよ。みんな東大に入っているよ」と言う方も中にはいます。私はこの言葉を聞くたびに残念に思います。その方々は勉強こそ私の言うやり方を実践されなかったかもしれませんが、ご自分が仕事でなぜ成功してきたかをふり返れば、ご自分の仕事については、まさに誰よりもこの本にあるとおり「学び習って」こられているのではありませんか。白紙で必死に学び取ってこられたから今日があるはずなのです。反対に不思議なことに、東大を卒業した人は皆、「君の言うとおりだったのだな」と言って下さいます。「ふり返ってみれば、はじめから君の言うことに気がついていれば浪人なんてしなくてよかったのに」とか、「教える側に立ってみてどんな問題を出そうとしているのか考えればいいのだよな」と言う方もいます。