「天才かもしれない」という確信

2011-07-06

セールスの手段だったのでしょう、あまりに断定的でかえってうさん臭いと思いました。もしかしたら簡単な出題に、長男自身がちょっとお茶らけてみせたのではないかとも考えました。つまり、わざと間違えて「うけ」をねらったのかも、というようにです。ところが、いろいろ考えれば考えるほど親としての自信と確信は揺らいでいきます。今でもこうした親の心理を利用した悪質なセールスは後を絶たないのですが、私たちの長男への「天才かもしれない」という確信はすっかりゆらぎ、そのことがあってしばらくは「何かさせなくてはならないのか」と心配ばかりが頭をもたげていたのを思い出します。「変わる」ということを、「人間として堕落すること」というように考えて信念を貫く人もいますが、こと子育てについてだけは、それが必ずしも私には良いことに思えないのです。