厳密な換気量の計算は必要ない

2010-11-25

住宅の場合はそこまで厳密な換気量の計算は必要なく、通常は部屋ごとに空気の汚れ具合を考慮して設定されます。意外と認識されていないのがキッチンではないでしょうか。キッチンでは調理をするのに火を使うほか、電気機器などが集中するので、夏場は熱が逃げにくく、冬場は臭いがたまりやすくなるのです。「換気」と似た言葉に「通風」があります。「通風」とは、室内を流れる空気の速度と経路のことです。日本の夏は高温多湿なので、住まいの中の通風をどう設計するかがとても重要です。古い家屋は窓の大きさや位置、そして建具、欄間などに工夫をこらしてきました。しかし、昭和40年代以降空調機器の発達とともに、住まいは個室化されるようになりました。夏になれば、エアコンをガンガンかけて過ごすのが当たり前になっています。しかし、中には、冷房の風は体にあまり良くないし、エネルギーコストの点からも自然の通風が大事だと考えている人が大勢います。昨今の環境問題も合わせて考えるならば、できる限り通風の良いプランニングを考え、我慢できない暑さのときだけエアコンに頼る方法が好ましいと私は考えます。

(参考記事)
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