将来の繊維・ファッションの礎を築く

2011-01-13

新しい道を切り開くには、「素材技術というハード面とファッションというソフト面の両方の情報、発想を自由に交換しあうことが不可欠だ」。技術と感性の融合を訴えるために、同学会では初めての試みとして、ハイテク素材を使った「二十一世紀のスポーツウェア」のファッションショーを開いた。プロ野球やバレーボールなどのユニホームを数多く手掛け、合繊素材に強い関心を持つコシノジュンコ氏がスキー、ローラースケート、陸上、野球、卓球などのユニホームのデザインを手掛けた。繊維の技術開発とファッションデザインを融合することで、新しい発想や価値の創造が生まれる可能性がある。そうなれば、繊維業界の新素材開発にも拍車がかかり、優秀な人材の育成にもつながるのでは、と宮田教授は期待する。言い換えれば、今、そうした新しい発想や価値の創造にまで踏み込まなければ、将来の繊維・ファッションの礎を築くことにはならないのだ。