エアコンについて

2011-08-25

エアコンについて見栄えについてばかり述べてきたが、機能面についても触れておかなければならない。現在のエアコン設備は、いつの間にか冬よりも夏に快適な仕組みになってしまった。機械そのものは冷房と暖房の兼用だから夏も冬も力を最大限発揮してくれるわけだが、現実には必ずしもそうとはいい切れない。問題は室内機の設置場所にある。温かい空気は上昇し冷たい空気は下降する。つまり、壁掛け式にしても天井埋め込み式にしても、冷風についてはともかく、温風を満遍なく効率よく吹き下ろすというのはどうしても無理がある。いくら性能のよいエアコンで部屋全体を暖めたとしても、足下から伝わってくるコンクリートの冷たさはいかんともしがたいのだ。それでも以前は床置き式のエアコンが主流だったから、まだ温風で直接足元を暖めることができたのだが、上から吹き下ろす形式がハバを利かすようになると、それも望めなくなってしまった。