わが国経済は、原油高による石油製品等の値上がりがあったものの、企業収益の改善が続いていることから、設備投資の増加や個人消費の緩やかな増加が見られ、景気は回復基調をたどっているものの、天然繊維業界では燃料価格の上昇によるコストアップや中国製品との競争が激化するなど厳しい状況が続いている。国内需要が減退し、顧客が海外シフトする中、加えて紡績を取り巻く環境は一段と厳しさを増している。後進国の生産が拡大、先進国の生産性も向上し、供給圧力がいぜんとして強い。予想以上の環境変化に対し、国内設備は縮小したり、海外展開への対応や、物流費、販売管理費の削減などが実施されてきた。