本の面白さに触れさせる

2011-03-07

よく小さい子どもが同じ本を読んでくれとせがむことがある。これはものすごく重要なことだ。同じ本を何度も読みながら、そこにある言語を中心にして言語を取り込む回路を作ろうとしているのではないだろうか。私はそんなふうに思っている。最初は絵本の『いないいないばあ』から始まり、その本の面白さに触れさせる。特に絵本の場合は、文字のきちんと理解できない部分をきれいなイラストが補ってくれる。振り返ってみると、こうしたことを小さい頃からしていたのは、ものすごく後々の学力向上に大きく影響したと思う。一方、読書以外にも子ども達が言語を獲得する方法がある。それはカルタだ。子ども達は文字札を読む声を聞きながら集中度を高め、そして一瞬のうちに文字を追いながら絵札を取ろうとする。五十音のカルタから始まり、少し大きくなると百人一首にチャレンジするのが良い。百人一首は、絵札ではなく文字札を取るという点において、非常に優れた脳トレの教具である。一般に初期段階のカルタは文字札を読んで絵札を取るが、百人一首の場合は逆に文字札を取らせる。このことによって、子ども達は文字とか言語に対する興味関心を強めていく。そういった経験から、私はよくカルタを自作した。