単位制高校への移設

2010-11-24

七月の生活体験発表会や全地区交流会、十月の運動会などが主な議題となる。午後の議題も終わって、再来年に迫った単位制高校への移設について、生徒会からも要望や意見を出し合おうということになった。まず、役員の口から出だのは不安たった。さくら館通信制が長年培ってきた生徒会活動が、存続できるかどうかということにたいする不安たった。それは、単位制高校へ移設されても、生徒会活動を残すべきだという要望に基づいている。「私たちがやっている生徒会活動は、みんなをリードしていくというより、みんなの後ろから後押しをする活動やろう。それは、通信制にとって絶対必要と思う」と副会長の柳井さんが言った。皆、賛成した。それは、皆の心意気である。「しかし、役員のなり手があるのだろうか。みんな三年生で卒業するつもりやろう」と筑後地区委員長の奥山さんが言った。皆の間に沈黙が流れた。副会長が、「あんた、どうする?」と三年生の役員一人ひとりに聞き始めた。ほとんどが、来年は卒業の予定だと答えた。修業年限が三年になったことは、生徒会活動の継続性にも大きな影響を与えていることに、全員気がついたのであった。