小学校も高学年になると、学校の先生は新聞を読むことをすすめるようになります。これは非常に有意義です。政治経済も含め、世の中のできごと、トレンド、世相を読むことによって、知識が生きたものになるからです。まず、自分が置かれている環境、社会を知るのが己を知る第一歩といっていいでしょう。「教育」と大上段に構える前に、身辺に起きているさまざまなできごとをまず知っておく。それが大事です。現在、日本の教育制度は、制度のみに視点を向けた場合、かなり完成度の高いところに到達しているのは否定できません。しかしながら、制度や仕組みだけが先行して、知識の吸収や丸暗記に力点が傾いているのも事実です。教養なき知識は、ただ事柄を説明するに終わってしまいます。つまり、ものを写すのであって、それはデッサン力とはいいません。
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